レインボー先生の雑学豆辞典　豆知識「渡り鳥ってなに？」

「スズメっていつも見かける鳥だよね。年間を通して同じ場所で見かけるそういう鳥を留鳥(りょうちょう）と言うんだよ。カラスやキジやウグイスなどもね」

「渡り鳥は？」

「渡り鳥は食べ物、住む環境、子育てなどの事情に応じて定期的に長い距離を移動（渡り）する鳥のことだよ」

「冬にカモメを見かけるけれど、どうして寒い冬が好きなの？」

「みんなにとっては寒い冬だけれどカモメにとっては暖かいところに来ているんだよ。もっと寒くなるところから飛んで来たんだ」

「ヘーそうなんだ。ツバメは暑い夏によく見かけるよ。暑いのが好きなの？」

「違うよ、もっと暑つくなる南の国から春に涼しさを求めてにやって来て巣を作り、雛を育て、寒くならないうちにまた帰っていくんだよ。ツバメにとっては日本の夏は過ごしやすいんだよ。

渡り鳥はツバメやカモメやツルだけじゃないよ

国で記録された鳥類のうち迷鳥といった特異なものをのぞいて、留鳥と渡り鳥の種類数の比率をみると、本州、四国、九州地方では

	留鳥が40％に対し、渡り鳥が60％

	知らないだけでそこらじゅう渡り鳥

	レインボー先生の庭で撮影した渡り鳥の一部デ～ス


			ツバメ夏鳥日本で繁殖をしたツバメは台湾を経由してフィリピン、マレーシアで越冬する事が知られています。ツバメは南の国からやって来る渡り鳥の代表です。一般的には夏鳥です。越冬するツバメもいます


			リュウキュウサンショウクイ夏鳥夏季に日本、ロシア東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季は東南アジアへ南下し越冬する。本種はサンショウクイ科でも最も北に分布し、唯一長距離の渡りを行う。日本では基亜種が夏季に繁殖のため本州以南に飛来（夏鳥）する。


			アトリ冬鳥日本には冬鳥として秋にシベリア方面から渡来する。主に日本海より山形県、富山県等に飛来し、それから各地に散らばる。渡来する個体数は年による変化が大きい。


			オオルリ夏鳥日本へは夏鳥として渡来・繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する


			ジョウビタキ冬鳥スズメ目・ツグミ科に分類される小鳥。日本では冬によく見られる渡り鳥である

シロハラ冬鳥

東アジアに分布する。中国東北部からロシア沿海地方にかけての地域で繁殖し、日本や朝鮮半島、中国で越冬する渡り鳥である。

日本ではほとんどが冬鳥で、本州以南の積雪のない低地で主に見られる


			シメ冬鳥日本では北海道や本州の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来する。

	ホトトギスやカッコウも夏鳥の渡り鳥。渡り鳥は身近にたくさんいるはずだよ

	「そうなんだ～」渡り鳥は特別な鳥じゃないんだね」

	おしまい

	生活を豊かにするのに普通に聞けない「雑学」「豆知識」「豆辞典」思わず子どもから大人まで「そうだったんだ～」と最低限なポイントを掲載