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　お米（稲）はどうして水田で作るの？

「お米（稲）はどうして水田で作るの？」

　水をはった田んぼの方が元気に育つんだよ。田んぼに水をはってイネを育てることには、いいこといっぱい。

まず畑では、雨が降るとドロドロになってトラクターが畑に入れず、耕すこともできず、乾くまで種播きができなくなります。

一方、田んぼでは、雨が降っても、そもそも水が張ってあるので、専門の機械を使って予定どおりに代掻きや田植えをすることができるんだよ。

それに、水がはってあると雑草の種子が呼吸できなくなり、芽が出にくくなります。イネはあらかじめ育てた苗を移植するので問題がないんだよ。畑で種から育てるのは大変、苗だから田んぼで早く大きくなるよ。仮に雑草の芽が出たとしても、イネの傘の下で光がほとんどあたらないので、生育がおさえられるんだ。

それに、水の中は意外と暖かく、特に田んぼの水を深くするとイネは保温され、幼い実を冷害から守ることもできるよ。

病害虫に対しても、畑では同じ場所に同じ作物を数年栽培し続けると、土壌の病害虫が増加して、収量が低下します（連作障害）。

でも、田んぼでは、水をはることで土壌の病害虫がすみづらくなるので、何年も続けてイネを栽培することができるんだ。最後に、田んぼは環境にやさしい農業なんだ。山から流れる養分豊かな川などの水を用水路から使っているので、豊富な栄養がたえず供給され、イネは養分不足となることが少なく、元気に育ちます。

綺麗な水とその栄養、大きく育つ苗

　生き物たちの楽園、水田。

もう一つ大切なことは、田んぼは大量の水をためる機能があるので、洪水を防いだり、トンボやカエルといった生き物たちの大切なすみかだよ。何も犠牲にせず、生き物もすむ水田はとても優しい環境で、それができる日本は恵まれているんだよ。

「いただきます。ごちそうさまは、稲を作った神様と環境に言っているんだね。」

カブトエビ

サギ

カエル

ヤゴ

美味しいお米

みんな美味しくいただこうね

おしまい

レインボー先生の雑学

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生活を豊かにするのに普通に聞けない「雑学」「豆知識」思わず子どもから大人まで「そうだったんだ〜」と最低限なポイントを掲載

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